今日はゴシップの話題に絡めます。
2016年に入ってからの週刊文春は凄まじいですね。
・ベッキー、川谷絵音(ゲスの極み乙女)の不倫問題
・甘利大臣の金銭不正授受問題
など、大スキャンダルが続いてすっぱ抜かれています。
そして今回、文春が報じたのは、テレビコメンテーターとして活躍する
・経営コンサルタントのショーンKことショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称
です。
詳細はNetGeek(http://netgeek.biz/archives/68189)さんに載っているので見ていただきたいのですが、(リンク切れ対応を避けるためURL記載のみとしてます)もしこの内容が事実だとしたら、あまりにもお粗末な経歴詐称です。
でも、ここまでではなくてもコンサルタントを名乗る連中の中には、近い詐称をしている人間もいます。実は結構な確率で「なんちゃってコンサル=ダメコンサル」が存在するのです。
一度、ダメなコンサルに引っかかるとお金を無駄にするだけではなく、大切な時間も、仕事に対するやる気さえも奪われてしまいます。前置きが長くなりましたが、今日からはあなたがダメなコンサルに引っかからないために、ダメコンサルの見分け方を書こうと思います。
ダメなコンサルタントの見分け方について
前置き:コンサルタントは誰でも名乗れる
イメージこそがダメコンサルに引っかかる原因
「コンサルタント」という仕事内容を想像するとき、あなたはどんなイメージを持つでしょうか。クライアントの会社に出向し、経営者や各部門長達と組織の問題を洗い出し、改善することにより大きな報酬を得る、といったイメージでしょうか。
そのイメージを持つ場合、コンサルタントと名の付く人間は「その道の一戦級で活躍している人間達と同等に話ができ、専門性をもって問題を解決することができるすごく優秀な人間」と映るでしょう。
でも、そのイメージこそがダメなコンサルに引っかかる原因になるのです。
「コンサル」の定義は広くなりすぎている
昨今、「コンサルタント」という言葉の定義は広くなりすぎています。ITの普及もあり以前より個人の情報発信が容易になった結果、今までスポットの当たっていなかった一般の人の持つ情報に価値が出来ました。様々な悩みに対して情報を提供し報酬を得ることが出来るようになったのです。
また、遠くの相手との情報交換が容易になったことで、ニッチな市場を見つけることが出来、「コンサルタント」という職種に対する参入障壁は限りなく低くなりました。
これはコンサル業界に限ったことではありませんが、間口が広くなるということは、質が低下するリスクをはらんでいます。
例えば、「コンサルする相手」を例に考えてみます。
コンサル相手に「法人」を指定し商売する場合、それは複数人からなる専門集団を相手に仕事をすることとなります。
そのため、その集団から報酬を払ってもらうには、それ相応の能力をもっている必要があり、ダメなコンサルタントでは生き残っていくことが出来ません。
それゆえ、それなりの会社を相手にする有名コンサルティングファームなどは、高額な報酬を餌(というと聞こえは悪いですが)に高い採用基準を設け、人材レベルを確保し続けているのです。
対して、相手が個人であった場合はどうでしょうか。
コンサルする内容にもよりますが、コンサルタントは簡単に情報優位に立つことが出来、報酬を得ることができるでしょう。
また、報酬を得ていなくても、個人相手の商売で過去の実績を公表することは簡単です。会社名と異なり友人、知人を相手にすればいいのですから、誰でも実績を積み上げることが出来、簡単に「実績多数!」を公表することが出来るのです。
(※それすらしないコンサルタントもいるようですが、そんなのは論外で、ダメコンサルではなくコンサル未満の存在です。)
「コンサルタント」と名刺交換した際は、まず疑え
上記は、「コンサル内容」についてもそうです。
コンサルは主に情報を提供することが仕事です。そのため、提供されるものは有益であることが必要です。
しかし、人によりどちらともとれるようなものを案内する内容であったり、まったく再現性のない作り話を案内するような内容であったり、と、情報が有益と言えない場合があります。そして、そのような内容は結果を数値化することが出来ない場合が多く、効果を測ることが出来ません。
結果を伴わない作り話はおとぎ話をするのと同じです。おとぎ話でよければ誰でも語ることが出来ます。
そのため、「コンサルタント=誰でも名乗れる」と考え、まず「本当にこいつは頼れるやつなのか?」という目で見てみる必要があるのです。
さて、ここからが本題ですが、次回に続きます。
更新をお待ちください。
※20160408追記:続きを書きました。
ひろたか