こんにちは!
WEB/UIデザイナーのあきです!
うちのサイトのメインビジュアルに使用している「鳥獣人物戯画」をについて
豆知識を書いてみようと思います!
なぜ鳥獣人物戯画がメインビジュアルなの?
なぜメインビジュアルで使っているか ですが、
理由は私たちのコンセプトにつながります。
私たちは2003年頃から今まで、中小企業から上場企業まで、WEBサイト制作を担当させて頂いてきました。
最初の頃は、「とりあえず作ろう」という目的の無いサイトが数多く、
作ったはいいものの、運用がうまくいかず消えていくサイトをいくつも見てきました。
WEBサイトの作成・リニューアルを検討される場合、
見込み顧客の発掘、自社のブランディング確立、商品の販売・・・など
必ずその目的があるはず。
ホームページは作成後、運用を経てこそ、目的を果たすことができます。
ただ、その運用中には、
ホームページが見られない、思ったより人が集まらない、
想定と異なる人からの問い合わせばかりになっている、など
たくさんの問題が生じます。
作りっぱなしではなく、その解決も含めてお手伝いさせていただくことを前提に
仕事を請け負わせて頂きたいという思いがあります。
そして、どうせ解決させるなら、まるで鳥獣戯画の絵巻のように、
一つの物語を描くように、楽しみながら行いたいという意味から、
鳥獣人物戯画をメインビジュアルに使用しています。
そんな鳥獣人物戯画、謎が多くて有名な作品なんです。
豆知識的に分けて紹介していきたいと思います!
謎1:作者が不明
この絵、誰もが見たことありますよね?
一見、落書きのような絵なんですが。実は国宝認定されている作品なんです。
(絵巻物になっているのですが、すべて繋げてみると全長44mという大作!)
京都市右京区の高山寺というお寺が所有されている作品です。
ただ、この作品の作者が不明。
平安後期〜室町時代にかけて描かれた作品なのですが、
途中で他の作者にバトンタッチするように、
全体の筆致・画風が異なっています。
その作者の一人として、鳥羽僧正覚猷(とばそうじょう かくゆう)ではないか?
とも言われているのですが、証拠がないため、
誰が描いたのが分からず仕舞い。。。
ただ、有力視されている説としては、
・絵仏師が描いた説
・宮廷絵師が描いた説
の2つが挙げられています。
お寺で保管されていたのだから、絵仏師なんじゃないの?
なんで宮廷絵師説があるの?という点は、次回に書こうと思います!
しかしこの作品、早く動いているということを表すのに線を引っ張っていたり、
しゃべっているというのを表すのに口元から線を引いたりしていたり と、
一部の場面に、現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、
「日本最古の漫画」とも言われています。
現在の漫画は、日本の文化として世界中で認められていますよね。
鳥獣戯画の時代からこういった表現技法があったということは、
日本人の漫画好きは根っからのものなのでしょうね。^^
次回の更新をお楽しみに〜
ではでは〜
あき