名古屋市西区のWEB/ホームページ製作会社Aki Web Designです。
こんにちは。今日は雑談です。
昨今、WEB漫画の勢いがすごいです。集英社の「となりのヤングジャンプ」小学館の「裏サンデー」をはじめ、ありとあらゆる会社や団体が、WEB上で漫画を連載するようになっています。
(@集英社:ワンパンマン)
作品もWEB上に連載されるものだけではなく、雑誌で連載された旧作のリバイバルや商業用の作品まで幅広く、そこから生まれた漫画のアニメ化、キャラクター化などメディアミックスも広まっています。
WEBという媒体の特殊性、スマホを想定した操作の特殊性を加味して、工夫が凝らされた
漫画が多いです。たとえば、主人公はニートだったり(読者の職業層を想定)、今まで王道とされた設定を否定(WEB漫画を読む人は相当数の漫画を読んできたため目が肥えている)するような設定が目立ち、技術的にはスマホでの操作にフィットした縦スクロール型の漫画が目立ちます。
また、WEB発の漫画として有名なところは、少年ジャンプで「アイシールド21」を書いた村田雄介氏が原作(ONE氏)のリメイクを行った「ワンパンマン」(上の画像)などがありますね。
個人的には「ヒトクイ」(下の画像)や「働かないふたり」といった漫画も好きです。
(@小学館:ヒトクイ)
思えば10年前くらいにケータイ小説が流行ったころから、WEBで本を読むという形態がウケることは証明されており、最大数の支持者がついている漫画というメディアが流行るのは自明だったのでしょう。
さて、そんな中、最も衝撃を受けた漫画を紹介しましょう。
衝撃と言ってもゲテモノの類ではありません。
前向きな、いい意味での衝撃です。
その漫画こそが「灼熱カバディ」です。
(@小学館:灼熱カバディ)
※以下、ネタバレを含みます。
■灼熱カバディについて
主人公の宵越は中学サッカーの花形選手であるにもかかわらず、サッカーどころかスポーツをやめてしまった高校生。
やめた原因はチームのメンバーとのサッカーにかける温度差で人間関係がうまくいかなくなったため。
そんな宵越が突然やってきた同じ1年生の畦道に導かれ、果ては「カバディ」というよくわからないスポーツを行う部活に(体験)入部させられ、その中で忘れていたスポーツの楽しさや仲間と呼べる人間関係のすばらしさを思い出す、というお話です。
この漫画、その名前の通り、とにかく「熱い」のです。
絵がうまい、テンポがいい、などの漫画としての上手さや面白さも有りますが、いきなり往年のスラムダンクのクライマックスシーンでスタートしているような「熱さ」こそが最大の魅力と言えるでしょう。
2016年1月8日現在、公開されているのはわずか7話!!
月に1話、わずか20数ページしか更新されないのにもかかわらず、心をがっしりからめとられました。
ここまでのところ「カバディ」というマイナーなスポーツを宵越が知らないという設定もあって、上手に読者に説明しつつ、そのスポーツの特殊性を主人公がサッカーとの比較で悟る(読者に伝える)、という非常に上手い表現での説明がなされています。
※ちょっとイメージ違いますが…
その上、周りを固める先輩や同学年の畦道というライバルとの関係がそのまま競技の中に入ってきており、個人戦かつチーム戦というカバディをそのまま表現しており、面白さが伝わってきます。表情の書き分けも見事です。
この漫画を見てカバディ始める人多いんじゃないかなーと思います。実際に自分もカバディ協会の公式ホームページ見に行っちゃいましたしね。
また、現在公開されている7話までに受けた衝撃で、「熱さ」「カバディという題材」以外を語るなら、
・ここまでヒロイン不在
・キャプテンがケガで不在という、まさかの王道設定
・高校入学で部活もやっていないのに一人暮らし&ニコ生にはまる主人公
というありえないだろうと思われる設定が目白押しです。
とりわけ「ヒロイン不在」はスポーツ漫画でそんなのあったけ?と思わせるほどのインパクトで、ここまで話数が少ないことも有りますが、主人公がニコ生を配信したり、副部長がネットの有名人、ライバルの畦道は田舎出身で彼女持ち、という部分以外ほとんどプライベートシーンがありません。
学園モノなのに、学園シーンほぼなし、汗まみれのカバディシーンばかりという熱さ全開の暴走状態です。強いて言うと、みんなでカバディシューズ買いに行ったくらいですかね。
でも、面白いからいいのです。いずれマネージャーなり、対戦校の関係者だったり、サッカー時代のファンだったりが出てくるでしょうが、彼女のために頑張るという軟派なシーンはもはや不要と思えるほどです。
実力者がけがで離脱中という設定もスラムダンクの宮城リョータから続く王道設定で、それがキャプテンというのも、もう何回見たんだっけ?というレベルの王道っぷりです。
ここまでやってくれるといっそ笑えるレベルですが、でも、繰り返しますが、これも面白いからいいのです。「WEB漫画なので王道はないだろう」という予想をある意味裏切ってくれてますしね。
そして、上述していませんが、公式サイトのあらすじ説明・・・
「カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ……
男達が唱える言葉――――――それは「カバディ」。」
って何ですかこれ(笑 もうまともに説明してません(笑
※あえて見えないところをキャプチャ。直接見たい人は公式へ行ってくださいー
ま、そんな話は置いておいて、今のところようやくカバディの大枠が説明し終わり、宵越が正式に入部、というところなので、これから盛り上がること間違いなしです。
おそらくすごい実力者であるキャプテンの復帰、畦道とのライバル関係、まだ見ぬヒロインや学校外のライバルたちとの戦い、、、ここから全部始まるのでしょう。
灼熱カバディ、ここからが本当に楽しみです!
隔週連載になるという噂もチラホラなので、是非連載してほしいです。
今日は雑談のブログでしたが、灼熱カバディ熱さそのままにお送りしました。
では、次回の更新でお会いしましょう。
ひろたか