名古屋市西区のWEB/ホームページ製作会社[Aki Web Design]です。
今日はみんな大好き「コメダ珈琲」についてです。
かなり前から噂されていましたが、遂に先日、コメダの株式上場が決まったようです。
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東京証券取引所は5月26日、「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングス(名古屋市)の新規上場を承認した。所属部は1部か2部で、売り出し価格決定後に決める。証券コードは「3543」。
1968年に名古屋市で「コメダ珈琲店」をオープンしたのがルーツ。75年に「株式会社コメダ珈琲店」を設立し、90年代にフランチャイズ展開を本格化。2003年に関東に、06年に関西に進出するなど展開を加速し、4月末時点で全国に689店を展開。20年度末までに1000店舗を目指す。
–ITmediaより引用
引用文にある通り、我々、名古屋人には非常に身近なコメダ珈琲。
子供の頃から通ってきた喫茶店(コメダは断じて「カフェ」ではない!)が、上場という、いろいろ思うところがあるニュースです。
そこでこの上場によって何が変わるのかを勝手に予想してみたいと思います。
コメダ珈琲は上場によってこう変わる!きっと!
期待したい点
①直営店の増加と店員教育の質向上
コメダはフランチャイズ制(以下FC)を導入しており、実はほとんどの店舗がフランチャイズ店です。全店舗658店舗中、直営店舗は10店舗(2015年時点)しかありません。
上場で資金が入れば、見込みはあるもののFCの名乗りが上がらなかった地域への出店が可能になります。そして、直営店の役割には加盟店店長や店員の研修など教育拠点としての側面があり、より十分な社員教育が施されることになるかもしれません。
そうなれば我々の贔屓店の従業員たちにも還元があり、ひいては、我々によりいい空間を提供してくれることになるかもしれません。是非期待したいです。
また、その場合の店舗はコメダ珈琲ではなく新形態の別ブランドかもしれませんね。
和風喫茶「おかげ庵」や、過去にあった高級喫茶「吉茶」などチャレンジ精神あふれるコメダですから、きっと何かしら新しい驚きと、喜びをくれる店舗になることでしょう。
②海外への出店
①にも共通する事項ですが、上場資金で海外への出店があると思います。
これが一番可能性としては高いでしょうか。
コストの関係から出店地域はおそらくアジア圏になると思いますが、元々コメダ珈琲のロゴマークである例のおじさん(下の図)は、「中世のヨーロッパの紳士がコーヒーを飲んでいる姿」であると言われています。
常連の学生に作ってもらった物とまことしやかに言われていますが、そのおじさんがいつかヨーロッパに逆輸入のような形で上陸する姿を見たいものです。
名古屋のモーニングの文化が日本全国にとどまらず、世界へ広がることを想像すると胸が熱くなりますね。コメダ珈琲を応援せずにはいられません。
③新メニューの開発
これはいわずもがなですね。きっと開発にも力を入れて、より良くなるのでしょう。
シロノワールをはじめとしたメニューが有名なコメダですが、よりリピートしたくなるようにより向上していってほしいですね。
あと、フードメニューを少し増やしてほしいなあと思っていたりいなかったり。ライス系のメニューは出さないというのは知ってるのですが、なんとかカレーくらいは出してほしい・・・。
そして、メインのコーヒーをはじめとしたドリンクです。コーヒー自体はいいです。40年来ずっと変わってないのを知ってます。勿論それを変えろとはいいません。あれがコメダです。でも、他のドリンクであるミックスジュースとかミルクセーキ、あの器に入ってるやつ全般氷多すぎませんか?毎回しゃびしゃびなんです…。氷の量を変えないならせめてもう少し濃厚な奴を…。本気でいつか改善を期待してます。(もう個人的な要望です(笑))
懸念する点(やらないでほしいこと)
勿論、上場して怖い点もあるにはあります。「こうは変わらないで!」というお願いの意味も込めてさくっと書いておきましょう。
①利益追求型への転換
コメダと言えば広くて落ち着けるい店内と、モーニングをはじめとした大盤振る舞いともいえるフードのサービスが代名詞です。
ただ、それらは両方とも利益率を下げる施策です。飲食業の原価率など知れたものなのでフードのサービスは問題ないかもしれませんが、店内のスペースは回転率ひいては利益に直結します。
上場し資金を集めるということは、利益を還元する義務を負うということです。
利益追求(回転率を上げる)ために店内の雰囲気がせわしいものにならないか、少しだけ心配しています。当面は変わらないと思いますけどね。
また、メニューに使う素材の質もこっそり落ちたりしないか心配です。国内産の食材がいつの間にか中国産になってたりとか…。
②資源の集中
利益の少ない店舗を次々閉めたりされると悲しいですね。
FCのロイヤリティをあげて採算がとれる地域へ集中的に出店するようにすれば、輸送コストなどを抑え、より高い利益を上げることはできます。(セブンイレブンの戦略です。)
でも、コメダ珈琲は私のようなノマド民だけに限らず、地域のご老人たちの憩いの場でもあります。私の親世代ではほぼ毎日通う人もおり、もはや生活の一部になってます。
企業である以上、利益を追求するものですが、今まで支えてきた地元のお客様が極力悲しむことがないように願いたいです。少なくとも名古屋市内は減らさないで!!
身近な店舗ということもあって今日は主観たっぷり雑談チックなブログでした。また次回の更新でお会いしましょう。
ひろたか