今回は雑談です。
特に落ちもない感想文みたいなブログですのであらかじめご容赦を。
タイトルにある通り、10月末、JR名古屋駅前に「大名古屋ビルヂング」(三菱地所)が完成し、先日内部の写真がお披露目されました。
※画像は過去の三菱地所公式発表完成イメージから
高さ175メートル(一部報道では174メートル)、とのことで、
JRセントラルタワーズや、スパイラルタワー、ミッドランドスクエアと並ぶ超高層の
建物群の一角を占めることになります。
名古屋の人はみんな多かれ少なかれあるんじゃないかな、と思うのですが、
このビル、個人的にかなり思い入れの深いビルでして、
子供の頃に同ビルの地下街にあたる「ダイナード」で祖母と食事したり、
大学生の頃は屋上の「ビアガーデン・マイアミ」で飲み会をしたり、
と大変お世話になりました。
建て壊しが決まりTHANKSの文字が窓に表示されたころ、私は東京にいたのですが、郷愁の念に駆られたことを思い出します。
※dainagoya-building.com
三菱地所もそのような名古屋の人の思いを組んで名称はそのまま「大名古屋ビルヂング」としてくれているところがありがたいです。
名古屋の新たなシンボルとして、先代のビル同様、長く愛されてほしいものです。
また、今月完成予定の「JPタワー名古屋」(195メートル)や、17年に開業を予定の「JRゲートタワー」(220メートル)も控えているので、リニア開業に合わせて名古屋駅前が一気ににぎやかになっていきますね。
しかし、名古屋の人間としては、この大名古屋ビルヂングをはじめとする一連の改革で、栄や丸の内は大丈夫か?という懸念があります。
大名古屋ビルヂングでは、「地下1階~地上3階の商業フロアには、三越伊勢丹ホールディングス初の中型店「イセタンハウス」などが出店し、中層階には金融機関やショールーム、17階以上の上層階にはオフィスが入居する」(公式声明)とのことで、すでに大手企業のオフィスが栄から名古屋駅へ移管することが決まっているようです。
地価こそ名古屋駅の上昇に合わせて上がっている(前年比+5.08% ※tochidai.info)ようですが、今後大企業の名古屋駅移転が開始すればテナントの空いたビルが目立つようになるかもしれません。
(※ちなみに名古屋駅周辺の中村区は、前年比+12.56%と圧倒的上昇率です。)
元々、市役所などへのアクセスの良さから選ばれてきた中区栄・丸の内エリアですが、大企業などの名古屋駅へのオフィス移転に伴い、
・移転した会社との付き合いやすさを重視しオフィス移動
⇒会社の移転に伴い飲食店なども移動
⇒中区の税収が減り同エリアへの公共投資が減る
⇒新しい施設が増えず、魅力がなくなる
⇒人が減る
となる可能性もあります。
東京がすごいのは、東京駅周辺とは別に、新宿があり、渋谷があり、池袋があり、
それぞれの街に特徴があるからです。
そのため名古屋駅一極集中になりすぎないよう、栄エリアにも新しい発展を願う今日この頃です。
具体的な解決策を提示してなくて恐縮です。
また次回にお会いしましょう。
ひろたか