TESRA model3

Tesla Model 3発表|自動車の低価格化戦略について

名古屋市西区のWEB/ホームページ製作会社[Aki Web Design]です。
 
昨日、USAに本社を置くテスラモーターズ(以下、テスラ) が、次世代電気自動車「Model 3」を発表しました。
 
長らく概要しか伝わっていなかったのですが、少数台の生産で高級車路線を取り続けていたテスラが出す初めての大衆車モデルということで、大いに注目されています。
 
この車、やばいです。

正直バカ売れする

と思います。
 
私もほしいなあ、と思わずにはいられない車になりましたし、
車業界のアップル&iphoneになり市場を席巻する可能性すらあります。
(実際は生産&広告の関係で難しいでしょうが、それくらい素晴らしい要素がある)
 
しかし、何故高級路線だったテスラが、低価格モデルをこのタイミングで市場に放り込んできたのでしょうか。それは実は、車業界全体の動向だったりもするのです。
 
車王国名古屋の人間として、早速推察したいと思います。

Teslaについて

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テスラは「電気自動車がガソリン車を超えられることを証明したいと願ったシリコンバレーのエンジニア数名により、2003年に設立された会社」(公式より)です。
 
CEOを務めるのは、TIME紙の2013年版「世界でもっとも影響力のある100人」で表紙を飾り、さらにフォーチュン誌ではアマゾン創業者のジェフ・ベゾスなどを抑えて「今年の最優秀ビジネス・パーソン」に選ばれた、いま最も注目されているといってもいい起業家イーロン・マスクです。
 
そんな野心そのままに、最先端の科学技術を集め、従来の車になかったデザイン、コンセプトを次々に導入しすでに成熟しきった産業ともいえる、車業界に風穴を開けようとしています。

Model 3について

そんなテスラが昨日、発表した車が「Model 3」です。
 
スペックなどの詳細は関連サイトを見ていただくとして、注目すべきは冒頭でもあげたその値段です。
 
今までの主力ラインだった「Model S」などが市場小売価格1000万円オーバーだったところ、「Model 3」はなんと半額以下の400万円を切る価格(35000ドル)で市場に放り込んできました。エコカー関連の助成金を使えば、なんと’300万円ちょっと’なのです。
 
一部の富裕層たちだけでなく、一般庶民の手の届くところまで降りてきました。
 
言うまでもなくこれは凄まじい価格です。
 
国産車の高級ライン(GTRとかクラウン)以下の価格になっており、TOYOTAのマークXとほぼ同じ、また同じ電気自動車である日産のリーフとも同程度(!?)の驚きのお値段です。5人乗りということも有り、中小企業の社長さん達の節税道具としても人気が出そうです。

Model 3をはじめとする自動車の低価格化について

では、なぜこのような低価格モデルが投入されてきたのでしょうか。
実はここ数年、テスラ以外にも高級車の低価格モデル販売が非常に積極的に行われています。
 
ドイツのメルセデス・ベンツは、2012年にA,Bクラスなどを刷新(特にAクラスはフルモデルチェンジ)し、派生モデルも合わせて300万円を切るエントリーライン投入してきました。
 
Benz-a-class
 
PRにも、エヴァンゲリオンの庵野氏を起用したアニメーションCM、往年の名ゲームであるマリオカートのオマージュCM、人気テクノユニットPerfumeを起用したCM、と明らかにターゲットを若者に絞ったCMを打ち出し、従来の重いイメージを払拭しようとしています。
 
またアウディ、BMWなども同じくエントリーラインを整え、若者を取り込もうとしています。
 
自動車が生まれてから120年ほどが経過し、先進国ではもはや自動車は生活必需品ではなくなりました。また、環境への意識が高まり、ECOを教育時点から意識している若い世代は車と環境を切っても切れない関係と考えています。
 
特にそれらが顕著な日本市場では、経済の縮小も相まって、若者の車離れが顕著で、特に高級車と言われる外国車は敬遠されがちです。
 
各メーカーはエントリーモデルをそろえることで、まずは価格による購入への障壁を崩し、そこから乗り換えのたびに上位モデルに移行してもらえる算段をしています
 
つまりライフタイムバリュー(以下:LTV。顧客が生涯に使ってくれる価値のこと)を意識し始めているのです。そして長い付き合いが出来る若者はLTVが必然的に高くなります
 
高級車を富裕層だけに販売していればいい時代は終了しました。
 

自動車業界は、いま、LTVを考え若者との付き合いを望んでいるのです。

最後に

先述のように生活必需品ではなくなった車、とりわけ高級車は、もはや嗜好品の域に来ています。
簡単に言えば、いい車に乗るのはファッションなのです。
 
今の時代の若者は無欲なのではなく、コストパフォーマンスを意識した賢い消費を求めています。ユニクロ×ジルサンダーが本家以上にバカ売れしたように、ファッション性は求めたいとしても、価格との釣り合いが取れていなければ買わないのです。
(最高級ラインだけは、また一部の層が買うんですがね、、、。)
 
テスラのModel 3はそんな現在の世相を反映した(※あくまで上記は日本の世相なので、「結果的にしてしまっている」という方が正しいかもしれない)車になっています。(若者以外でも小金を持った中年層が、人と違う車欲しさに買うという場合もあるでしょうが。)
 
そのため、生産台数や輸入の関係がありますが、条件が整い、しっかりPRができれば、日本には完全に普及してしまう土壌が整っています。
 
課題は、上位ラインの「Model S」などとの間にクラスがないことですね。
 
テスラも、間違いなく数年以内には、そのあたりの配慮をし、600~700万前後の車を作ってくると思いますので、それは後への予測として書いておきましょう。
 
今後のテスラ及び日本の動向、非常に楽しみですね。
 
さて、今日はここまでにしましょう。
 
コンサルの話の間に雑談を書いてしまいました。
前回の続きを楽しみにしていた方、すみません。
 
次回こそ必ず続きを書きますので、気長にお待ちください。

ひろたか

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